Romance Hills

コンテンポラリ部門結果発表

2014年度作品

1位はサマンサ・ヤング「ロンドン・ロードで誓った愛は」でした。シリーズ一作目の「ダブリンストリートの恋人たち」も素敵なお話でしたが、こちらもヒーローが素敵。お互いが困難を乗り越えていく過程も良いですが、ホットな描写の濃さもドラマチックですよね。納得の1位です。

皆さまからのコメント
リサ・デ・ジョン「雨が降ったらぼくを思い出して」
つらい経験をしたケイトの気持ちもわかるし、打ち明けてもらえないボーのじれったさと純粋な愛もよくわかりますが、それでもアッシャーがかわいそうすぎ。死への恐怖と、彼女を遺していくつらさ。そんな中でも彼女に生きる希望を与えてくれるセリフがタイトルなんです。YA的にはヒロインの再生という意味で、未来への希望に繋がってOKなんでしょうが、ロマンス小説ならアッシャーの死を乗り越えるまで、もっと時間枠が描かれたのではないでしょうか。アッシャーに感情移入しすぎた自分としては悲しすぎる結末に思えましたが、彼がケイトに伝えたかった「生きる」ということを果たそうとしたから、これでよかったんだと思いたいです。いつもは2~3回読み込むのですが、この作品に関しては、まだ再読できていません。時間をおけばアッシャーの想いがもっと理解できるのかもしれませんが、今はまだ無理。
パメラ・クレア「事件記者キャット:疑惑の連鎖」
今作はロマンスがすごくいいんです・・。泣けました。シリーズの中で特にお気に入りの1冊です。次作も近いうちに翻訳していただけることを切に願っております?。

2015年度 上半期作品

スーザン・ブロックマン「薔薇のウェディング」シリーズ最新作が堂々1位となりました。ゲイカップルのお話なのですが、ぜひシリーズをはじめから読んでいただき、この感動を共有していただきたいです。他にも、男性目線のエマ・チェイスに人気がありました。

皆さまからのコメント
エマ・チェイス「もつれた関係」
ロマンス本では珍しく男子目線。しかも一人称で話しかけられてるような文体だったのが面白かった!好きな子いじめちゃう心理ってあんな感じなのかなとか、振られて落ち込んで寝込むとか、クスっとしてしまいました。ヒロイン目線よりもヒーローの姉目線で読んでしまいました。あとヒーローの姪っ子ちゃんがかわいい!シリーズみたいなので続きも出してほしいです。
エマ・チェイス「もつれた関係」
ちゃらちゃらヒーローの一人称でロマンスってかなり難しいと思うのですが、よくぞこの作品を翻訳してくださった!!と感謝感激です。2013年の話題作で読みたいな?とは思ってましたが、まさか翻訳されるとは。プレイボーイヒーローの爆笑ぶっちゃけ語りには爆笑が止まりませんでした。自力で原語で読んでもこのユーモアが楽しめたかどうか。ヒストリカル主流の翻訳ロマンスもので、異色のこの作品を出してくださった、出版社・翻訳者の方に心より感謝申し上げます。
サマンサ・ベック「間違いだらけの愛のレッスン」
むちゃくちゃ面白かった!ヒロインもヒーローもキュート!