Black dagger brotherhood ─ ブラックダガー・ブラザーフッド特集「情熱の炎に焼かれて」

二見書房様から、ついにおまちかねブラックダガーシリーズの続編が登場！

世界的ベストセラー！ファン待望の５巻がついに日本上陸！！

淑女の皆様ごきげんよう！管理人でございます。大ヒットヴァンパイア・ロマンスの最新巻がついに！ついに登場でございます！ああ、長かった……
二見文庫様、続編を本当にありがとうございます！

ああ。このときを待ちわびた淑女たちは多いことでしょう。
なぜこのシリーズがこれだけヒットするのか、何度も読み直しながら考えてみたのですが、やはりキャラの濃さ、につきるでしょう。いかにもヴァンパイアな王様をはじめとして、彼らのもっている背景や感情などが細かく表現されていて、かつ、全員がヒーローたりうるという。キャラクターそれぞれが主人公になるというスピンオフ形式はロマンス小説ではよくあることですけども、このシリーズだとそれが不自然ではないのですよね。
ストーリーは１巻からずっと続いていますので、未読の方は是非１巻から続けて読んでください！

どんなお話なの？

吸血鬼たちは、人間界にコミュニティーを作って静かに暮らしていた。だが、昔から彼らを狙う「レスニング・ソサエティ」という集団が力をつけ始め、吸血鬼狩りが昔よりも表立って行われるようになった。純血の吸血鬼王であるラスはそのことを憂え、自らが「黒き剣兄弟団」の一員となり、敵と戦い種族の絶滅を救おうとたちあがる。兄弟団のメンバーたちは、他の吸血鬼たちとは異なり、選択的交配により戦士となるべく生まれ育てられるため、吸血鬼の中でも伝説的な存在として崇拝されている。よほどの重傷でないかぎり死ぬことはない。

っていうけっこうハードで作りこまれた独特の世界観があるんですけど、基本はロマンスですから！ロマンスですから！（大事なことなので二度言います）ヒーローとヒロインの真面目なロマンスにドキドキしつつ、脇役のイケメン兄貴たちのボケと突っ込みを楽しめる素敵なお話でございます。ちなみに前巻はロマンスの殿堂RITA賞も受賞しているというロマンスを語る上では外すことができない作品でございます。

注意！