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灰かぶりの令嬢 (MIRA文庫) [Kindle版]

灰かぶりの令嬢 (MIRA文庫)
2016/12/08
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145

あらすじ

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凍える夜、慈悲を乞い村を歩く少女に訪れた温かな幸せ――ヒストリカル・ロマンス界の至宝カーラ・ケリーの名作! 英国の小さな港町の片隅で、エレノアはひもじさに耐えていた。子爵の非嫡出子であるばかりに世間から見放され、宿屋を営む祖母と暮らしているが、この半年はひとりの客さえ来ない。ついには長い髪を切って売り払ったとき、港に停泊した船の艦長オリヴァーが宿泊に訪れる。到着するなり体調を崩したオリヴァーをエレノアは懸命に看病した。オリヴァーは厳めしいが、彼女たちの窮状を察すると温かい食事を与え、心地よく暮らせるように取り計らってくれる。エレノアは淡い思いを募らせるが、人並みの幸せなど望めるはずもなくて……。

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コメント

投稿されたコメント

2

  • 貴婦人
  • ネッシー
  • この話は三部作の第一作のようですね。続編の翻訳が待ち遠しいです。カーラの『拾われた1ペニーの花嫁』という作品に、少しですがこの8年後戦争が終わった後のプリマスの様子とドレイク亭・マルベリー亭が出てきます。また、プリマスの北にあるダートムア刑務所の悲劇は『屋根裏の男爵令嬢』の舞台になってますよ。
  • 貴婦人
  • ネッシー
  • 一人前の幸せを望んではいけない…そう自分に言い聞かせてきたナナ(エレノア)だったが、ハンサムで心優しい海の男オリヴァーに惹かれる気持ちはどうしようも無い。海軍で成功を収めながらも、未亡人の涙に結婚するまいと決意していたオリヴァーも、清廉なナナを守ってあげたくなる。ナポレオン戦争最中の海上封鎖のなかで、二人は…。身分とか社会規範が大きく変わろうとしていく社会の中で、優しく二人を見守るケリーの作品は心が温まりますね。
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