いろんな目線で楽しんで♪①母なる存在キーカイが、キアとララをどんな風に見たのか、お母さん目線で見守って！②侍女のアミュが、初めて見るウオープライズの行動をどんな風に驚いているか、驚異の目線で見つめて！③心の中の葛藤を、シンガーになるべきジョデンのまなざしで、物語の推移を見直してみて！もちろんキアの目線で、どんなに不安かも感じてね。

ダイナミックな作品です。第一巻の出会い、第二巻の試練、第三巻の自立…。何度も切り離されたララとキアが、国家や集団の思惑に翻弄されながらも、磁石のように求めあい、周りの人を巻き込んでいく様子にはドラマを感じます。キャラのたった脇役たちも愛すべき存在です。それぞれに依存しない自立した存在になったからこそ、二人の未来は拓けるのでしょうね。
続編（スピンオフ）の公刊を切望します。

1巻だけでも、うまくまとまっていたのですが。
が。
2巻以降は、メインカップルよりも、脇役♪　2巻の熟年カップルも良かったが、この3巻に数行しか出てこない”あの”将軍様にkoされております★←　わかる人には、わかる。
「キアとしか○○してないらしいが、私とも○○してみないか？」の”あの”お方ですわ♪　あと、キアとララの腹心のあのおじさまのお相手が！まさかの！も楽しい～。お馬さんも大活躍で、やっぱり3作全部読んでほしい（実は4作目もございます・・・原書ＤＬ済み）。

ついに完結！2巻があまりにも暗くて厳しかったのでどうなるかとヒヤヒヤしてたのですが、未来を感じるハッピーエンドで大満足です。こういう正統派？ファンタジーなロマンスもっと読みたい。