作品情報
夢見の森の虎 タイガーズ・カース・シリーズ#2
- 2014/02/28
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レビュー
この本のレビュー
1作目で大変な目にあったヒロイン。白い虎になる魔法がかかった王子様と出会い、 恋におち、大冒険をし、すったもんだのあげく、2作目では一人での大学生活が。 ヒロインの激モテっぷりや王子様にライバル登場とかであららこれは 2作目は冒険じゃなくってロマンス重視なのかしらん?とおもいきや! 期待をうらぎりませんよ!!またまた大冒険のはじまりはじまり!でございます。 しかも、王子様が敵に捕らわれてしまう!と。 今度は弟との冒険になります。 さて。 このシリーズの面白いところは、インドやチベットなど、アジア系の神話などが ベースになっているところかなあと。 というわけで!インド神話が大好きな管理人が勝手に語りますよ!! 今回は、ヒロインのケルシーの守り神みたいになっている「ドゥルガー女神」 についてご説明いたしましょう。 ドゥルガー女神は、元々はシヴァ神の奥さんであるパールヴァティー妃が 怒りと一緒に生み出したもう一つのお姿でございます。 とても有名な神話のモチーフに「マヒシャスラマルディニー」というのがあるのですが これは、「水牛の魔神マヒシャを殺す女神」という意味です。 あるとき、水牛の姿をした魔神であるマヒシャが、すごい力と軍隊で天界を征服します。 神様たちは、ドゥルガー様にマヒシャの退治を依頼。様々な神様たちが自分の武器を一つづつ彼女に与えたのです。 で、彼女はその武器を使い、マヒシャをやっつけたのでした。 この絵はライオンさんになってますね。しかし… ドゥルガー女神の基本系は、虎に乗ってるんですね。 だから、白い虎とか黒い虎とか、ドゥルガー女神は大好きなんですよ。 つまり、ドゥルガー女神様は、猫好きなんですね。たぶんニクキュウ好きですよ。 インド神話の女神様は、男性の神様よりも強い力を持ってることがございます。 これは、インドの「女神信仰」というものがあってですね。 女性の持つ、生命を司るパワーを崇め奉ってるってかんじです。 あと、このドゥルガーさまは、戦いの女神としてだけではなく 最凶の疫病である天然痘の女神であるチャームンダー様とも同一視される存在でして、 生と死と戦いを司るという、そりゃあもうインドの中でもパワフリャな存在なのです。 おまけに、絶世の美女だそうです。 この女神様の庇護をうけるということは、ただ恩恵にあずかるだけではなくて、 いろいろ裏がありそうというか、困難が待ち受けてそうなきがしませんか? しますよね?しますよね?? ドゥルガーの意味は「近づきがたいもの」近寄ったら頃されてしまうからですかね。 笑いながら一億もの最強悪魔軍団の軍勢をバッタバッタとやっつけるんですよ。 モテモテになっても、等価交換で、なにかよからぬことがおきそうな気がしませんか??? し ま す よ ね … ? ではでは。続きは本編で! で、モチロン続編もあるので、ラストまで読んで「うわあぁぁぁぁ次巻!次巻はよう!!!はよう!!!!ヴィレッジブックスさま!!!!」と叫びながら一緒に床を転がりましょう!レビューの詳細はこちら
あらすじ
美しい虎の王子は、わたしの心を奪い去っていった・・・。 呪われた美しき虎と運命の少女のラブ・ファンタジー第2弾! レンとの別れを決意しインドから戻ったケルシー。 けれど、あの青い瞳を忘れることはできなかった。 聖なる夜に再開したのもつかの間、アミュレットと狙う魔の手にレンが囚われてしまう。 レンを救うには、預言の謎を解くしかない。 ケルシーは黒い虎のキーシャンとともに、<世界樹>を探しにチベットヘ向かうが・・・。
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