作品情報
荒野の果てまで連れ去って (ラズベリーブックス)
- 2012/06/08
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75
あらすじ
1810年、ロンドン。舞踏会の夜、令嬢アビーはいずれ結婚するだろうと思っていた幼なじみから、公爵令嬢と婚約するので今後は愛人になってくれと告げられる。落ち込むアビーを放蕩者のバスコニア男爵がダンスに誘ってくれたが、今度は男爵に恋する伯爵夫人が嫉妬から彼を平手打ちするという騒ぎが起きる。醜聞を嫌う夫人の夫から土地の権利と引き替えにロンドンを去るように求められた男爵は、領地を持つという夢のために条件を呑むことにする。事業を始める資金が必要となった彼の脳裏に浮かんだのは、多額の遺産を相続したアビーだった―。突然の求婚にアビーは驚くが、ちょうど父親から13人の子持ちの年配男性の後妻にと言われていたため、男爵が語る楽園のような新領地の話を疑いつつも、正直に彼女の財産が必要だと話した彼と運命を追い求めてみようと決意する。男爵はついに手に入れた領地を夢見て、アビーはみずからの人生を切り開くために、ふたりは北の地へと駆け落ちする―RITA賞ノミネート作、ついに登場。
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