作品情報
愛の歌は海を越えて (ラズベリーブックス)
- 2012/04/10
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あらすじ
祖父の遺産を相続するため、アメリカからイギリスにやってきたビアンカ・ケンウッドの夢はオペラ歌手になること。しかし、あと一年、後見人の庇護を受けなければ遺産はもらえない。しかも後見人のラクレア子爵ヴァージル・デュクレアは、ハンサムだが規律を重んじる堅物で、イタリアに渡って歌の勉強をしたいという彼女の望みをまったく聞いてくれない。ビアンカは知らなかったが、ヴァージルは自身の弟とビアンカの結婚を望んでいたのだ。困ったビアンカは自分が手元に置いておけないじゃじゃ馬娘だとヴァージルに思い込ませようと策を練るが、うまくいかない。それどころか、つまらない男だと思っていた彼の意外な面を知るにつれ、ある事実に気づく。いつしか自分の歌う歌が、ヴァージルへの愛の歌へと変わりつつあるということを―。
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