RITA賞受賞作家のときめきのヒストリカルロマンス きのうの三男は今日の公爵!? 男爵令嬢と公爵と従僕の魅惑の三角関係!? 1810年、イングランド。ホリンドレイク公爵のもとに届いたのは、跡つぎのスタンドン卿との結婚を切望する、男爵令嬢フェリシティからの手紙だった。 手紙を読んだ老公爵は、放浪中の孫のスタンドン卿のふりをして、フェリシティと文通を始める。 3年後、第10代ホリンドレイク公爵となったはずのスタンドン卿からの便りが途絶え、不安になったフェリシティは、双子の妹タリーと従姉妹ピピンを連れてロンドンにやってきた。 いっぽう爵位を継ぐために12年ぶりに戻ったスタンドンは、祖父が勝手に決めたフィアンセの存在に驚き、謝罪して婚約をなかったことにしようと、フェリシティのもとを訪ねる。 およそ公爵らしからぬ軍隊帰りのくたびれた姿で……。 通称ダッチェス(公爵夫人)ことフェリシティは、はたして本物の公爵夫人になれるの? 『理想の妻のたくらみは』『過ちのキスは謎の香り』関連作品 【おもな登場人物】 フェリシティ・ラングリー(ダッチェス)……男爵家の娘 ホリンドレイク(スタンドン卿=サッチャー)……公爵家の三男。爵位継承者 セイリア・ラングリー(タリー)……フェリシティの双子の妹 フィリッパ・ノールズ(ピピン)……ラングリー姉妹の従姉妹 第九代ホリンドレイク公爵……サッチャーの祖父 レディ・チャールズ・スターリング……サッチャーの母 ジョン・トレモント卿……ロンドンでのサッチャーの元放蕩仲間 ミランダ……ジョン・トレモントの妻