作品情報

公爵シルヴェスターの憂い (MIRA文庫)

2013/07/09: Amazonで見る

あらすじ

名だたるロマンス作家が敬愛してやまない“ロマンス作家の祖"ジョージェット・ヘイヤー、円熟期の代表作をお届けします! 舞台は19世紀初頭のイギリス。愛を信じない独身公爵シルヴェスターは自身の義務を果たすため、あろうことか母親に花嫁を決めてもらおうとします。ところが母親が推薦したのはロンドン社交界の花形令嬢とはほど遠い、片田舎の貴族令嬢フィービでした。最悪な第一印象をもった相手なのに、なぜこんなに気になるの? …という、現代のロマンス小説ではおなじみの展開が、ヘイヤー独特の精緻な描写で綴られていくさまは圧巻! 読みごたえは鬼レベルと言っても過言ではありません。また、ジェーン・オースティンを彷彿とさせる辛口のウィットもふんだんに盛り込まれていて、それがこの作品にいっそうの魅力を与えています。ロマンス小説ファンのバイブル的一冊に、この夏挑戦してみてはいかがでしょうか?