作品情報
ペイシェンス 愛の服従 (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション(ロマンス・コレクション))
- 2014/09/22
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レビュー
この本のレビュー
前作を上回る官能シーンが大洪水。でもイノセント……!? 前作「パッション」から6年待ちました。ああ嬉しい! おりしもBDSMが次々と刊行されている昨今ですので、時期的には良かったのかも。 前作も凄かったですが、こちらは官能度では「パッション」を上回り、かつBDSM要素が加わっています。 ですが、「調教」されているペイシェンスは、あまりにも純にマシューにされることを喜んでいる(?!)ようだし、 マシューはペイシェンスを大事にしすぎて「支配者」というには優しすぎるような気が。 結果、二人のラブラブ度がかえってエロ度を高めていますw 訳者の方が、「官能シーンが苦手な方は、”読み飛ばし”や”斜め読み”の特権をお使いください」 と書いていらっしゃいますが、大賛成です。これはエロティカではなく、ロマンスなのですから! 丁寧に書かれた二人の歩み寄りも感動的ですが、個人的に嬉しかったのは、 二人共チェロ弾きの設定なこと。チェロはとてもセクシーな楽器。それも同時に堪能できます。 マシューのチェロは「ドメニコ・モンタニャーナ」。 今は、ノルウエーの名チェリスト「トゥルルス・モルク」の愛器でもあります。 彼のCDを聴けば、至福の読書に加えて、更に贅沢な時間となりますわ♪ 前作「パッション」が未読の方、こちらも「官能だけど純愛」の素敵な作品です。 (どちらも、お外で読むのは難しいかな・・・w) Heroine:純潔を守りながらも(ノリノリ)Submissive・服従者 ペイシェンス Hero :超人的な忍耐力(patience)の Dominant ・支配者 マシュー 【重要】BDSM要素に抵抗のある方はスルーされることをお勧めいたします (by レディ・パブロッタム)レビューの詳細はこちら
あらすじ
私生児であるとの理由で婚約破棄をされたマシュー。 悲しみに打ちひしがれていたところ、一人の美女と出会い…『パッション』続編! 原題:Patience ◆ 著者について リサ・ヴァルデス Lisa Valdez メリーランド生まれ。ロサンジェルスで育ち、UCLAで英文学士号取得。 デビュー作の『パッション』で注目を集める。夫と二人の子供とともにロサンジェルス在住。 ◆ 好評既刊 関連作品 『 パッション 』( 二見書房 ザ・ミステリコレクション )
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