作品情報
光こぼれる愛の庭で (ライムブックス)
- 2014/09/10
- Amazonで見る
3245
レビュー
この本のレビュー
ついにあの人が主人公です!シリーズ5作目となり、なんだか「セントジャイルズの亡霊」がすっかり主人公になってしまった感がありますが、どんどんお願いしますもっとください!おかわり!!! 本作は、前作で婚約者を殺されてやむ終えず便宜結婚し田舎にひっこんでたヒロインと、そのだんなさんの物語。過去に心から傷つき、もう二度と人を愛せないと思っていた二人が心を通わせる過程に切なくなりつつも、裏家業というか例のアレをやりつづけるヒーローにやきもきしつつのロマンスが楽しめます。 それにしても、一見世捨て人のような生活をおくっているメガネヒーローが、実は正義の味方で、仮面夫婦な妻はその彼に元恋人を殺されたと信じて復讐を誓ってるとか、それってどんなアメコミ?!というストーリーをヒストリカルでホットに展開しちゃうエリザベス・ホイトすごいです。 このシリーズは、貴族はでてきますが、舞踏会とか社交界とかそういうきらびやかな世界ではなく、貧民街の孤児院が中心となっているストーリ。一応本作だけ読んでもお楽しみいただけますが、できればシリーズはじめから全部読んでいただきたい良作でございます。突拍子も無いことをやりだすヒロインとか、心に闇を抱えつつもヒロインを愛してやまないヒーローとか、もちろんホットな展開とか、相変わらずのホイト節でございました。ごちそうさまー♪ (管理人)レビューの詳細はこちら
あらすじ
侯爵令嬢メグスは、婚約者を殺され、スキャンダルを防ぐためゴドリックと便宜的に結婚する。以来、夫となったその人とは顔を合わせることもなく、彼の田舎の領地で暮らしていた。二年がたち、メグスは夫ゴドリックの住むロンドンへとやってきた。〈セントジャイルズの亡霊〉に殺された婚約者の仇を討つために。ゴドリックは、前妻を亡くしてから心を閉ざしていたが、天真爛漫なメグスに接するうちに、悲しみを乗り越えようとしている自分に気づく。メグスも、夫の深い愛情に触れて次第に惹かれていくが……。
コメント