第6回 勝手にロマンス大賞 結果発表 ヒストリカル部門受賞作 1位 薔薇を愛したハイランドの毒蛇 ベルベット文庫 モニカ・マッカーティ 芦原夕貴 作品情報へ 2位 パンドラの秘めた想い ライムブックス リサ・クレイパス 緒川久美子 作品情報へ 3位 終わらないワルツを子爵と ライムブックス メアリ・バログ 山本 やよい 作品情報へ 4位 花嫁はランの花に抱かれて ベルベット文庫 レノーラ・ベル 旦 紀子 作品情報へ 5位 公爵家の籠の鳥 MIRA文庫 ロレイン ヒース 富永 佐知子 作品情報へ 昨年1位だった『ハイランドの仇に心盗まれて』に続いて、ハイランド・ガードシリーズの4作目『薔薇を愛したハイランドの毒蛇』が堂々の1位となりました。シリーズに登場していた毒蛇(ヴァイパー)と呼ばれる戦士と、強い心をもった美しいヒロインが主人公。史実を元にした骨太のロマンスです。 出版社さまからのコメント ベルベット文庫 読者の皆様、ご投票いただき誠にありがとうございました。本作品はシリーズの中でも評判が高く、華のあるヒロインと陰を纏うヒーローの、史実を織り交ぜた壮絶華麗なロマンス!ということで、イラストレーター、コマさん(@watagashi4)のご協力のもと、歴史背景や既刊をご紹介した「ハイランド・ガード・シリーズ」の折り込みチラシや、ウエブ連載「ハイランダ―の魅力を理解するための基礎知識」など様々な試みにチャレンジしましたので、受賞の喜びもひとしおです。素晴らしい翻訳をしてくださった芦原夕貴さん、ハイランダー愛を惜しみなく投入してくださったコマさんに、この場をお借りして心より御礼申し上げます。どうもありがとうございました! 皆さまからのコメント 『薔薇を愛したハイランドの毒蛇』 1作目からずっと気になるへそ曲がりキャラのヴァイパーがついに翻訳発売になって心のお釜で赤飯を炊きました。気高いベラの揺るがない母としての想いと、それを理解するラクランが素晴らしい。こんなに心から寄り添ってくれるパートナー像を見せられては、最高としか言い表せません。不動の尊さ1位です。 大好きなハイランドガードシリーズ、ストーリー問題ないなら順番前後しても良いので是非全部読ませて欲しい!コマさんのイラスト&コラムも楽しかったです。 パンドラの秘めた想い ヒーローの父親のセバスチャンとエヴィーとの家族との絆も描かれていてすごく感動ものでした! エヴィーとセバスチャンが、主役カップルを温かく見守ってくれて、なつかしさとうれしさ一杯でした。 もちろん、パンドラとガブリエルはとっても素敵なカップル! 前作までパンドラは陽気なかわいい女の子、というイメージだったのに、本作を読みはじめて間もなく、目の前で彼女のほんとうの姿が私にも見えはじめました。ガブリエルがパンドラのほんとうの姿に惹かれはじめる少し前に。だから、パンドラにもガブリエルにもすんなり感情移入できて、読んでいて、とても楽しかったし、キュンとなったりしました。さすがクレイパス女史です。 パンドラに安心して強く思い入れできるのは、きっと、パンドラが自分自身を恥じたりまったくせず、自分のことをちゃんと愛した上で、周りの人たちを愛しているからだと思いました。 ”普通でない”パンドラの個性を、ガブリエルが愛してくれて、わたしまで幸せになりました。だから、ロマンス小説が大好きなのです。 理想のヒーロー父ランキングと素敵公爵ランキングの第1位を同時受賞な勢いのキングストン公爵…というか「あの」先代セントヴィンセント卿、溢れる色気のセバスチャンに笑うしかない。ベテラン作家がヒストリカルロマンスにおけるサフラジェットヒロインとそのヒーローについて誠実に書いてくれたという点も良かったです。 終わらないワルツを子爵と 若いヒロイン・ヒーローなのに子供っぽい所はまるでなく、じっくり読ませてもらえた秀作。これぞヒストリカルロマンス。これぞメアリ・バログという作品でした。 花嫁はランの花に抱かれて ヒロインアリスのことをえくぼちゃんと呼ぶのに萌えました!素晴らしい訳だと思います。
素晴らしい翻訳をしてくださった芦原夕貴さん、ハイランダー愛を惜しみなく投入してくださったコマさんに、この場をお借りして心より御礼申し上げます。どうもありがとうございました!